医療業界は景気に左右されることがなく、看護師の需要は常に高い現状にあります。看護師として働く先は医療機関というイメージが強く、実際に看護師の約8割以上が医療機関で働いているという統計データもあるほどです。しかし、実は医療機関以外にも働ける場所があります。看護師として医療機関以外に転職したい場合、産業看護師や学校の保健室、介護福祉施設などを候補に入れることが可能です。
もし、これらの中で転職先としておすすめするのであれば、産業看護師でしょう。産業看護師は企業内にあるクリニックに勤務する看護師のことを指し、主にその企業で働いている人が患者で急な怪我や病気をしたときの応急処置を行ったり、定期的に健康診断を行ったりします。
営業時間は企業の営業時間と同じことが一般的で、多くの場合休日も企業と同様です。産業看護師の数は少ないですが、医療機関のように日々患者がいるわけではないため、心身の負担が軽い傾向にあり、長期間働き続けたい人に打ってつけでしょう。ですが、求人数が医療機関ほど多くないのが実情で、自分の希望と合う条件であれば早めに応募してみる方が良いです。
また、産業看護師と同じように人気が高いのは学校の保健室で、生徒や先生が患者となります。公立学校の場合は公務員の保健師ですが、私立の場合は看護師でも働くことが可能です。3月から5月に募集が出されることが多いので、その時期の求人情報をチェックしておくと良いでしょう。